【株式会社アルバイトタイムス】HRogリストの活用でインサイドセールスの業務効率が向上

企業名
株式会社アルバイトタイムス
https://www.atimes.co.jp/

(左)株式会社アルバイトタイムス
メディアソリューション本部
プロダクトマーケティング部 営業企画課 課長
小堤 慎介 様

(右)株式会社フロッグ
執行役員 営業統括
水野 純

株式会社アルバイトタイムスは、東海エリアに特化したアルバイト求人情報メディア「DOMO!(ドーモ)」「DOMO! NET(ドーモネット)」などを運営する求人広告会社です。

同社では「HRogリスト」を自社で蓄積しているハウスリストと連携し、東海エリアにある企業の求人の動きをリアルタイムで把握、インサイドセールス部門における顧客獲得の効率化につなげています。

「HRogリスト」のくわしい活用法や他のデータ会社との違い、営業担当からの情報提供をどう日々の業務に活かしているかについて、アルバイトタイムスの小堤様にお話を伺いました。

自社で蓄積してきたハウスリストに「採用ニーズの有無」という付加価値が加わる

——HRogリストの導入を検討していた当時、どんな課題がありましたか?
小堤様「東海エリアは首都圏にも近いため、ターゲット企業も多い一方、競合となる求人媒体も多いエリアです。その中で、新規営業のアプローチ先をどう効率的に絞り込むかが課題でした。自分たちの潜在顧客がどこにいるのかを知るためにも、大手アルバイト求人媒体を中心とした最新の求人掲載状況を知りたい、という考えが出発点でしたね」

——現在、HRogリストをどのように活用されていますか?
小堤様「もともと弊社は東海エリアで長く営業しており、独自のハウスリストを蓄積しています。そのハウスリストに対して月次でHRogリストの求人データを突合し、新規営業先の探索に活用しています。つまり、HRogリストのデータを、既存データに付加価値を加える基礎データとして使っている形です」

ローカルでは追いにくい採用ニーズの高まりを補足できるようになった

——HRogリストを活用しているチーム体制についても教えてください。
小堤様「私がいるマーケティング部の中でも、主に商談設定をするインサイドセールス部門や、架電管理部門にデータを展開しています。

具体的には、まず私がリスト全体を見て、毎月他媒体に求人を掲載している企業や自社顧客の動向をチェックし、企業規模や求人の出稿量をベースに、各担当に対してアタック先を振り分けています。重点的にフォローしたい企業についてはインサイドセールス部門と相談しながら、個別のアプローチ方法を検討します」

——HRogサービス導入前後で、営業活動にどんな変化がありましたか?
小堤様「弊社は東海エリアというローカル市場を主なターゲットとしているため、Web上での行動履歴に基づくインテントデータを十分に取得することが難しい企業様も多く、顧客の採用ニーズを捉えるのに苦労していました。HRogリストによって、Web上では把握しづらい企業の採用活動状況を、他媒体への求人出稿情報をもとに把握できるようになり、採用ニーズの高い企業を効率的にリストアップできるようになりました。

一方、東海エリアだけを見ているとアタック先が枯渇したり、全国の求人トレンドを見逃したりする可能性もあります。その点、HRogリストで全国エリアのデータをご提供いただけるのでとても助かりますね。ローカルを拠点に活動している弊社のような会社こそ、なくてはならないものだと思っています」

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水野「ありがとうございます。求人トレンドは首都圏で始まってから数ヶ月後にローカルに広まっていくことも多いので、いち早くトレンド感を掴んでローカルのクライアントにお伝えすることができれば、アルバイトタイムス様の信頼獲得にも繋がると考えております」

——リストを起点にアプローチすることで、獲得率が向上している実感はありますか?
小堤様「そうですね。架電してすぐ商談や受注にはならなくとも、『市況感や採用ノウハウをお伝えしますよ』という流れでWebセミナーや相談会などに繋げられるケースが多くあります。最初の関係性づくりの第一歩として、HRogリストは大きく貢献してくれています」

データ品質に対するコストパフォーマンスの高さが最大の魅力

——HRogサービスの魅力はどこにあると思いますか?
小堤様「データの品質に対するコストパフォーマンスの高さが魅力です。仮にHRogリストと同じような求人データの収集・加工を内製化すると、人件費ベースで10倍以上のコストがかかると思うので、まさになくなると困るサービスです」

——HRogリストのデータ形式や品質について、特に評価されているポイントがあれば教えてください。

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小堤様「HRogリストはデータクレンジングの精度も高く、必要な情報が網羅されていて、かつすべての情報をローデータで納品してくれます。私自身、データを自分で分析しながら戦略を組み立てるタイプ。だから、あらかじめ加工されたデータより、ローデータをいただいた方がかえって扱いやすいんです。

HRogリストの競合企業から『こういう加工ができます』といった提案も受けますが、加工も含めて自社の戦術の一部なので、必要な項目がきちんときれいに揃っていれば、むしろデータの加工は最小限でよいと考えています。実際に前担当からこの業務を引き継いだ際にも、データが非常に見やすく整理されており、引き継ぎ時の不安は一切ありませんでした」

——営業担当の水野とのやり取りや提案内容の中で、普段の業務に役立っているものはありますか?
小堤様「定例ミーティングの中で、HRogサービスのアップデート情報のほかに、採用市場のトレンドや人材業界全体の動向・トレンドなども共有してくれます。私自身、営業現場から少し距離を置いてマネージャー職に就いてからは、どうしても最新の動向を把握しづらくなっていました。次の戦略を考えるうえで、そうした視点を補ってもらえるのは非常に心強いです」

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水野「ありがとうございます。私たちは全国の求人情報を収集・蓄積するとともに、地方含めた様々なエリアの人材会社様に対してデータを提供しており、地域ごとの傾向を横断的に把握しています。

また、求人データからみえる市場だけでなく、各社の決算情報やプレスリリースからみえる業界全体のトレンドもお話しております。定例の場で共有した知見をビジネスの現場で活かしていただいているのは嬉しいことですね」

——そのほか、営業とのコミュニケーションで印象に残っているものがあれば教えてください。
小堤様「水野さんは人材業界やデータの扱い方に精通している上に、弊社が何を求めているかを理解し、それに合った最適なデータの形を考えてくれます。顧客理解がしっかりしていて、その共通認識のもとで進められる安心感が、他社との大きな違いだなと思います。

たとえば、近年の人材業界はメディア再編成の動きもあり、各媒体の求人数の増減が激しい状況が続いています。我々としてはなるべく求人数が多い媒体のデータがほしいのですが、水野さんはそうした市場の変化を素早く察知して、柔軟に納品媒体の変更を提案してくれました。その後の対応もスピーディーかつ丁寧でとても助かりました」

水野「アルバイトタイムス様とは過去、共同でウェビナーを開催させていただいたこともありましたね。定例ミーティングで出てきた企画が実現した形ですが、こうした取り組みができたのも、普段のコミュニケーションの中で弊社のデータや知見を信頼いただいたからだと思っています」

小堤様「おっしゃる通りです。今後もデータ提供にとどまらず、様々な面で連携を深めていけると嬉しいです」

——ありがとうございます。最後に、今後HRogリストに期待することがあれば教えてください。
小堤様「HRogリストのデータは網羅性が非常に高くありがたい反面、少し『データが重たい』と感じるときもあります。私自身はその重さが基礎データとしての価値だと理解していますが、現場のスタッフからは『ダウンロード中にPCが動かなくなった』と声が挙がることも。矛盾するとは思いますが、この網羅性を維持しながら、データサイズをより扱いやすくしていただけると、より使いやすくなると思います」

水野「ご指摘いただいた点はまさに今、改善を進めている部分です。将来的にはBIツールのような形で、必要な項目をユーザーが選び、必要な情報だけを軽量にダウンロードできるプラットフォームを目指しています。データの価値はそのままに、より扱いやすく進化させていきたいです」

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