【株式会社ワールドスタッフィング】HRogチャートを活用し、3部署で業務改善を実現

企業名
株式会社ワールドスタッフィング
https://www.wsff.co.jp/

(写真左)株式会社ワールドスタッフィング
HRサポート部 HRSグループ グループ長
三原 泰一 様

(写真中央左)株式会社ワールドスタッフィング
ロジスティクス事業本部 ロジ人材管理部 ロジ採用グループ グループ長
樫野 慧 様

(写真右)株式会社ワールドスタッフィング
HS事業本部 営業開発部 次長
宮武 幸治 様

(写真中央右)株式会社フロッグ
営業担当
水野 純

主に物流やコールセンターといった領域で、全国の主要都市を中心に総合人材サービスを展開している株式会社ワールドスタッフィング。

同社では、採用、コンサルティング、派遣・BPOを担当する3つの部署において、「HRogチャート」を導入し、それぞれの事業領域で効果的に活用しています。HRogサービスの導入に至った背景や現在の活用方法、当社によるサポート体制について、各部署の担当者様にお話を伺いました。

3部署それぞれのニーズに応えてくれる他にはないサービス

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——現在、HRogチャートを3部署でご活用いただいていますが、どのような経緯で導入に至ったのでしょうか?

宮武様「以前からHRogチャートのことは知っており、2022年頃から導入を検討していたのですが、社内稟議を通すのがなかなか難しく購入には至りませんでした。そんな中、2024年にフロッグさんが開催した派遣交流会に参加した際に、偶然HRogチャートの話題が出て、その場で営業担当の方にデモンストレーションをしていただいたんです。実際に動いている画面を見て『これは良さそうだ!』と、導入への意欲が一気に高まりました。

すぐに上長に話を持っていったところ、三原の部署もHRogチャートの導入を検討していると聞いて、『今しかない!』と背中を押された形です」

三原様「ちょうどその頃、樫野の採用部門からもHRogチャート導入の要望が出ていたので、良い機会だと思い、3部署で導入することにしました」

水野「偶然とはいえ、複数の部署でタイミングが重なり、導入をご決断いただけたことは弊社としても大変嬉しく思います。稟議はスムーズに通ったのでしょうか?」

三原様「はい、HRogチャートがクラウドサービスだったことが大きかったですね。もし、ソフトウェアをダウンロードしてインストールする必要があるようなサービスだったら、稟議を通すのは非常に難しかったと思います」

——HRogチャートを選んだ決め手は何だったのでしょうか?

宮武様「HRogチャートは、データの視認性が非常に高い点が魅力でした。単価交渉の際、『このエリアで、この人材を採用するには、これくらいの時給が必要です』という情報を、資料作成スキルや交渉担当者の経験に左右されず、誰でもファクトベースで提示できるのが理想でした。HRogチャートは、必要な単価情報などがすぐに確認できるため、リアルタイムの市場感や数値感を把握しやすいと感じています」

三原様「営業リストに関しては、他社のサービスも検討しましたが、一部の媒体データが取得できなかったため、選択肢から外しました。給与相場を把握するためのツールとしては、HRogチャート以外に適切なサービスが見当たらなかったため、迷うことはありませんでしたね」

根拠に基づく価格交渉で原価率が改善

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——派遣・BPO領域における、導入当時の課題や導入後の変化について教えてください。

宮武様「当時の課題は、営業担当者それぞれが根拠を持って請求単価を交渉し、原価率を改善することでした。導入前は、請求単価を営業担当者の交渉力に任せきりで、属人化していたんです。蓋を開けてみると、全く交渉ができていないケースも散見されました。

そこで、リアルタイムの市場データを基に、適正な請求単価を交渉できるようになることを期待して、HRogチャートを導入しました」

——現在、HRogチャートをどのように活用されていますか?

宮武様「各拠点の営業活動に役立つ市場感のサマリー情報を作成し、社内メルマガとして月に2回配信しています。各営業所が所在するエリアごとに、事務職とコールセンター職のデータを抽出し、レポートとして全社に共有しています」

水野「なるほど。そのレポートを営業担当者が価格交渉の際の参考資料として活用しているのですね。HRogチャート導入以前は、媒体会社や代理店などに依頼してそのあたりの情報収集をされていたのでしょうか?」

宮武様「そうですね。しかし、もらったデータをエクセルで加工して営業担当者に提供するのは手間がかかる上、情報が更新できないまま古くなってしまいがちで、十分に活用できていませんでした。その点、HRogチャートは、常に新鮮なデータを必要なタイミングで取得できるのでとても助かっています」

水野「HRogチャートの強みである、必要なデータを欲しいタイミングで取得できるという点を評価いただき、大変光栄です」

宮武様「さらに、過去のデータを確認できる点もすごく便利ですね。『去年の今頃はどのようなニーズがあったか』といった情報を調べることが多いので、過去データを遡れるのは他にはない非常に有用な機能だと感じています」

水野「集計可能な期間は、ご契約内容によって異なりますが、HRogチャートでは最大で2019年からのデータを集計できます。求人データ自体は2014年から蓄積しており、ご要望に応じて別の形式でのご提供も可能ですので、ご入用の際はお気軽にご相談ください」

——HRogチャートを導入して、実際に得られた効果があれば教えてください。

宮武様「導入前の目標であった原価率が、数ポイント改善しました。また、お客様から市場動向に関する情報提供をリクエストされた際にも、HRogチャートのデータが非常に役立っており、お客様との良好な関係構築に一翼を担ってくれていると感じています」

——営業担当の水野とのやり取りで、印象に残っていることはありますか?

宮武様「稟議を通すために、デモ期間を延長していただいたことですね。通常の無料期間よりも長く利用させていただけたので、実際に操作しながら上長にプレゼンテーションできました。柔軟なご対応のおかげで無事に稟議を通すことができ、大変感謝しています」

データ取得から分析、判断まで自社完結できる素晴らしいツールだと感じた

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——樫野様の担当する採用部門においては、どのような課題がありましたか?

樫野様「私の部署では、クライアントへの時給提案が必要なのですが、当時は、その根拠となる時給相場のデータ取得に非常に苦労していました。媒体社に問い合わせても、どうしても時間がかかってしまったり、どうしても担当者の方の判断・バイアスが挟まった形での情報共有になってしまったりする点がネックでした」

——それがHRogチャートの導入で、どのように改善されたのでしょうか?

樫野様「まず、情報の取得が格段に早くなり、リードタイムが改善されました。加えて、ローデータを自分で取得できるので、『ここは除外したい』『ここは含めたい』という判断を自分自身で決められるようになったのも大きいです。おかげで、クライアントに納得いただける、精度の高い情報を納期内に提案できるようになったと実感しています」

——データを自由に扱えるようになったことで、得られたものがあれば教えてください

樫野様「これまでは、正直なところ、確かな根拠がないままお客様に時給を提案することに不安を感じていました。しかし今では、自信を持って提案できるようになりました。なにより、その情報を他社に頼らず、自分たちの手で取得して判断できるというのは大きな強みだと感じています」

根拠のあるデータでクライアントの採用をサポート

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——採用コンサルティングを行う三原様の部署では、HRogチャートをどのように活用していますか?

三原様「私の部署では、クライアントの採用コンサルティングを行う上で、提案資料の作成にHRogチャートを活用しています。主に、エリアで絞った時給相場の中央値や平均値を算出し、クライアントの時給設定の参考にしてもらっています」

水野「クライアントが時給を決める際の、重要な判断材料になっているんですね」

三原様「はい。クライアントの多くが根拠のないままに時給を設定してしまい、採用がうまくいかない一因となっている現状があります。そこで、我々がHRogチャートを使って客観的な情報を提供することで、クライアントがデータに基づいた時給設定ができるよう支援しています。始めたばかりなので、具体的な効果を実感できるのはこれからですが、大きな期待を寄せています」

——これまでの弊社とのやり取りの中で、印象に残っていることはありますか?

三原様「HRogチャートの勉強会でのサポートが非常に手厚く助かっています。また、問い合わせへのレスポンスがいつも迅速なので本当にありがたいです」

水野「ありがとうございます。弊社としてもみなさまにHRogチャートを最大限に活用していただき、日々の業務にお役立ていただきたいと考えています」

——最後に、今後のHRogサービスに期待することがあれば教えてください。

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三原様「HRogチャート上で、時間帯など、今よりもさらに細かな条件でデータが見られると嬉しいですね」

水野「実は、その点は私も課題に感じています。HRogチャートに掲載されている約170媒体の項目変更が必要なため、なかなかすぐには実現が難しいというのが正直なところです。しかし中長期的な解決に向けて、まずは新しいシステム基盤を構築中ですので、もうしばらくお待ちいただければと思います」

宮武様「営業リストとしての観点ですが、物流領域職種区分をもっと細分化してほしいです。HRogリスト以外のサービスでも運輸、物流、配送が1つのカテゴリーにまとめられていることが多いですが、実態としては作業内容によって求人が完全に分かれていまして。営業の立場からすると、ドライバー、倉庫内軽作業、配送担当のように、もっと細かく分けてデータを見たいニーズがありますね」

水野「具体的なご要望ありがとうございます。職種を分類するキーワードマスタの精査で改善できそうなので、社内で検討させていただきます。

今すぐにできる対応策としては、HRogチャートのフリーワード検索機能をご活用いただくのがおすすめです。例えば、『物流倉庫』で検索をかけたり、除外検索で『ドライバー』を除外したりと工夫していただくと、より精度の高いデータにアクセスできます。操作方法をはじめ、どんな些細なことでも構いませんので、いつでもお気軽にご相談ください」

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